【第6回】「便秘と下痢をくり返すんです…」
― 年齢とともに変わるお腹のサイン、そろそろ見直しませんか? ―

患者様
「先生、ここ数年ずっと気になってたんですけど…便秘と下痢が交互にくるんです。便秘が続いたと思ったら急に下痢になって、そのあとまた出なくなる感じで。若い頃と全然違うんですよね…」
医師
「そのようなご相談、特に50代以降の方にとても増えています。腸の動きが不安定になっていたり、体調やホルモンの変化、生活習慣が関係していることも多いですよ。」
患者様
「更年期のせいかなと思って放置してましたけど、受診した方がいいんですか?」
医師
「はい、実は“便秘と下痢を繰り返す”というのは、体が出しているサインのひとつかもしれません。一度腸の状態をチェックしておくと、今後の安心につながりますよ。」
◎便秘と下痢のくり返し、それって“年のせい”だけではないかもしれません
「体質のせいかな」「年齢のせいかも」と思いがちなこの症状。
でも、実際には以下のような原因が隠れている場合があります。
過敏性腸症候群(IBS)
ストレスや自律神経の乱れで腸の動きが不安定になる病気。50代でも非常に多く、生活に支障をきたす方も。
ホルモンバランスの変化
女性ホルモンの低下によって腸の動きや水分調節機能が乱れ、便通が不安定になることがあります。
大腸のポリープや炎症、早期がん
まれに、腸の中に“目に見えない異常”が隠れている場合も。見た目の便では判断がつかないことも多く、放置はリスクに。
◎「痛い」「怖い」と思われがちな内視鏡検査も、当院なら安心です
「大腸カメラって痛そうで怖い…」
そんな不安をよく伺います。ですが、当院では身体への負担を最小限に抑えた内視鏡検査を提供しています。
【当院の内視鏡検査の特徴】
- 鎮静剤を使用し、眠っている間に検査が終了
- 内視鏡専門の医師が丁寧に施行、痛み・不快感の少ない挿入法
- AIと高画質スコープを使用し、小さな病変も見逃しません
- ポリープが見つかった場合はその場で切除も可能(入院不要)
- 検査後はリカバリールームでゆっくり休憩してからご帰宅いただけます
◎まとめ:初期症状のうちに対処することが大切です
便秘と下痢のくり返しは、「ちょっとした体調の波」と思われがちです。
でも、50代は体の変化を見逃さずに向き合うタイミングです。
「異常がなければ安心」
「何か見つかっても、早期なら対処できる」
そのどちらも、未来の自分を守るための一歩になります。
当院では、丁寧なカウンセリングと、無理のないペースでの検査・治療をご提案します。
ちょっとしたお腹の違和感も、遠慮なくご相談くださいね。