外科

外科について

外傷は、初期段階では軽微に見えても、時間の経過とともに症状が悪化することがあります。適切な初期対応が、感染症のリスクを減らすためにも重要です。
当院の外科では、日常生活の中で突然発生する様々な外傷や皮膚のトラブルに対応しています。やけどや切り傷、擦り傷、咬傷といった外傷から、巻き爪や打撲、皮膚表面のできものや皮下腫瘤まで、幅広い疾患を扱っています。
何か気になる症状があれば、ためらわずに当院にご相談ください。

こんな症状はありませんか?

  • 擦り傷、切り傷
  • 肩こり、首こり
  • やけど
  • 捻挫、骨折
  • 打撲
  • 腰痛
  • できもの
  • 膝の痛み

外科で扱う主な疾患

  • やけど

    熱したお湯や油、直火などに触れることで発症します。短時間の接触でも重症化する場合があり、適切な初期対応と継続的な処置が重要です。44℃から60℃の温度でも、低温やけどが生じることもあるため注意しましょう。

  • 切り傷・外傷

    日常生活の中で、誰もが経験し得る切り傷や擦り傷。一見軽そうに見えても、傷の深さや汚れ具合によっては、縫合や抗菌薬の投与が必要となります。特に、手指や顔面の外傷は、機能面や整容面での影響が大きいため、形成外科的な配慮も重要です。

  • 鼠径ヘルニア(脱腸)

    下腹部の筋膜が弱くなり、腸や腹膜が飛び出してしまう疾患です。「脱腸」の俗称で知られていますが、正確には「鼠径部ヘルニア」と呼びます。重たいものを持ち上げる、慢性的な便秘などが誘因になることがあります。手術による治療が基本です。

  • 急性虫垂炎(盲腸)

    「盲腸」と呼ばれることが多い病気ですが、実際には盲腸の近くにある虫垂に炎症が生じる疾患です。代表的な症状としては、右下腹部の激痛が挙げられます。重症化すると、虫垂が破裂して汎発性腹膜炎を引き起こす危険性があるため、迅速な診断と治療が求められます。若年層に多いのが特徴ですが、最近では高齢者の発症も増えています。

  • 急性腹症

    突然の腹痛で始まる急性疾患の総称です。食あたりや胃腸炎といった身近なものから、胆石発作や急性膵炎、大動脈瘤破裂など、生命に関わる疾患まで幅広く含まれます。的確な診断と、場合によっては緊急手術が必要となるため、総合的な判断力が問われます。

  • 巻き爪・陥入爪

    爪の形状や伸び方の異常によって、爪が皮膚に食い込んで痛みや炎症を引き起こす疾患です。放置すると、「爪囲炎(そうかいえん)」と呼ばれる細菌感染を併発し、悪化の一途をたどります。痛みで歩行困難になったり、日常生活に支障をきたしたりすることもあるため、早めの治療が大切です。

巻き爪の治療について

巻き爪は、爪が肉に食い込むことで痛みや不快感を引き起こす状態です。この状態を改善するためには、爪を正しい形に戻す矯正治療が有効です。
巻き爪の矯正には、特殊な形状記憶ワイヤーを用いた「巻き爪マイスター」などの治療器具を使用します。保険適用外の自費診療ですが、治療効果は非常に高いのが特徴です。

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