ドクターブログ
【第4回】「切れ痔かも。でも便潜血が陽性って言われて…」
患者様
「先生、健診で便潜血が陽性って言われたんです。でも、私、たまに便秘で切れ痔になるので…多分それじゃないかと思ってて。」
医師
「そういうご相談、よくありますよ。実際、痔で便潜血が出ることもあるので、その可能性ももちろんあります。ただ、“痔がある=安心”とは言い切れないんです。」
患者様
「えっ、そうなんですか?」
医師
「はい。たとえば、ポリープや大腸の炎症でもごく少量の出血が起きることがあります。しかも見た目では分からないことも多くて…。だからこそ、一度きちんと中を見ておくと安心なんです。」

◎「痔かもしれない。でも他の病気じゃないとも限らない」
便潜血が陽性になったとき、「切れ痔があるから大丈夫」と思って放置してしまう方は少なくありません。でも実際には、以下のようなことが同時に起こっているケースもあります。
- 痔+大腸ポリープ
- 痔+炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)
- 痔があると思い込んでいたが、実は違う出血だった
「痔がある=安心」ではなく、痔があるからこそ、腸も一緒に見ておくことが大切なんです。
◎当院では、痔も内視鏡も“どちらも専門的に”診られます
「おしりのことを相談するのは恥ずかしい」
「若いのに大腸カメラなんて…」
そう感じる方が多いからこそ、当院では安心して相談しやすい体制を整えています。
痔の診療
- 患者様にご負担のない治療法を提供いたします
- 女性スタッフが診察時サポートします
内視鏡検査(大腸カメラ)
- 鎮静剤を使用した眠っている間に終わる検査
- ポリープや炎症、早期がんの早期発見に対応
- 20〜30代など若年層の場合、一度異常がなければ、特に症状がなければ次は5〜10年後で十分
◎まとめ:お時間がある際に是非当院まで、“確認する”という選択を
「たぶん痔だし大丈夫」
その自己判断が正しいときもあります。ただ、“念のため”の一歩が、未来の安心につながることもあるんです。
また痔も軽症のうちに治す方が患者様のためです。
痔も腸も、一緒に診られる当院なら、「どこに相談すればいいかわからない」のお悩みに応えられます。
気になることがあれば、どうぞ気軽にご相談ください。