ドクターブログ
肛門ポリープってなに?【いぼ痔と違うの?症状は?放置して大丈夫?】
肛門ポリープとは
肛門ポリープとは直腸と肛門管の境の部分を歯状線と言い直腸粘膜と肛門管の境界、歯状線の1つ1つの膨らみを肛門乳頭と言います。これが肥大し伸びた物を肥大乳頭、すなわち肛門ポリープと言います。
肥大乳頭を肛門ポリープと言い大腸に出来る大腸ポリープとは全く違い癌になる事はありません。下痢や便秘、排便習慣が悪く肛門に負担がかかった結果出来るもので痔の中間だと考えてもらえば良いです。
症状は???
主な症状は脱出です。切れ痔に伴う場合は出血や痛みもあるケースもあります。
ただ、大きさによっては無症状の方も多くいらっしゃいます。いぼ痔だと思って受診される方の中には、肛門ポリープと診断されるケースや下の写真のように大腸カメラの時に指摘される方もいらっしゃいます。
放置しても大丈夫?がんになる??
肛門ポリープは大きくなっても癌になる事はありませんが、肛門から脱出するほど大きくなったり、排便の度にポリープの付け根が切れて出血の原因になっているものもあります。正しく診断を受けることが大切です。
治療は?手術が必要なの??
無症状なら経過観察も可能です。
ただし、肛門ポリープではなく腫瘍性病変のこともあるので自己判断はせず専門医の受診をおすすめします。
当院ではデジタル肛門鏡で即日検査可能です。肛門鏡検査についてはこちらから☝️https://www.nakagawageka.jp/examination/
裂肛が慢性化すると肛門ポリープを作って保存的治療が困難となっている事も多く裂肛根治術で肛門ポリープも切除します。
当院での医療事例はこちらから医療事例
肛門ポリープかも!?と思われたら、是非当院を受診されてみてください!
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